2019年6月4日火曜日

.232~反対の時は代替案を~

2012/06/24の記事のリライト
【小学校教員の方へ】
6月に入りましたが、クラスで学級活動(1)「学級や学校生活における生活づくりへの参画」はできているでしょうか。年度がスタートして、運動会に向けてでバタバタな毎日をお過ごしだと思います。そのような中、クラスで話合いをして、何かクラスで集会をできていたでしょうか。
話合いで、あるお楽しみ会でやることを決めている時、
「ドッジボールがいいです」
「おにごっこがいいです」
「サッカーがいいです」
「ドッジボールに反対です。なぜなら…」
「おにごっこに反対です。理由は…」
「サッカーに反対です。どうしてかというと…」

…なんか反対意見ばかりで雰囲気の悪い話合いになったことありませんか?普段の授業において、自分の考えを筋道を立てて話すことはとても大事です。ですが、特別活動、学級活動の時、クラスのみんなで何かを決める時に、果たして、友だちの考えを否定して、論破して、自分の意見を通すことが全てにおいて大事なのでしょうか。小学校段階では意見の違いや多様性を認め合い、折り合いをつけて集団として「合意形成」を図る経験を積む事が大切です。その中で、私は
「反対意見の時は代替案を言う」事に気をつけています。これはできるようになってほしいスキルとすら私は思っています。大人になっても「いや、それは…」「ちょっと違うんじゃない」…ではどうすれば?な場面に出くわします。

「ドッジボールは当たると痛いから反対です。でも、やわらかいボールならいいです。
「おにごっこはいつも休み時間にできるから反対です。何かいつもと違う工夫したおにごっこがしたいです。しっぽをつけるとか…
「サッカーはうまい人だけボールにさわるから反対です。みんながさわれるようなルールとかならいいです。(個人的にはクラス集会でサッカーはふさわしくないと思ってます。)

…とまぁ、このようなことを話していると大体45分の授業時間には決まらないのです、いろいろな工夫があるのですがまた次の機会に。クラスの友だちの考えをばっさり否定されると(´・ω・`)ショボーンとなってしまいますので、教師の適切な指導の下(子どもだけで急にできるわけありません)、互いの尊重し、認め合えるような学級を作っていきたいですよね。この経験が代表委員会や、各委員会での話合い、社会に出てからもこの力は必須だと思っています。当たり前に学級活動が週に一度行われますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿