2019年6月20日木曜日

.248〜対話も必要だが…。〜

アニメグッズを捨てられ、36年間親を恨み続ける53歳男性… 鴻上尚史が勧めた「恨みを相対化できる唯一の方法」

 私が教師になろうと思ったのは、大学受験の際に「小学校教員になろうかな」と漠然とした思いからでした。父親が気楽な自営業(飲食業)、母は手伝いという適当な商売のおかげで大学での仕送りは学費のみで私は生活費を自分でバイトをして稼ぐというものでした。この頃から「収入が安定した仕事に就きたい」という漠然とした思いから安定の象徴?(当時)公務員を目指したのでした。
 今回の人生相談は親を憎んでいる、恨んでいる、その解消について。私もそういう時期がありました。(金銭面で)子どもの足を引っ張る親の存在。私は嫌で親元をどんどん離れるように大学、就職をし、結婚ができました。そんなある日、借金の連帯保証人になってほしいという父からの電話。それ以来、父とは連絡を断ちました。母親も熟年離婚、次の男性と暮らしている様子。唯一の関係は「孫の顔を見せること」「子は鎹(かすがい)」ならぬ「孫は鎹」状態です。そこは自分の子どもに果たして親との関係が悪いことを見せてよいものかと思いとどまり、最低限の付き合いに終始しています。一時期よりは恨み、憎しみはなくなったとは思います。そういった憎しみや、嫌なものから離れるためには
  • 物理的距離を置くのが一番である。
  • 自分自身が「自立」し、新たな環境を作る。
  • 対話も難しいなら「親といえど、一人の人間、変えることは難しい」ことに気づき、自身の考え、行動を改める。
以上の3つを実践し、金銭に苦しむ家庭で、苦しい時もあったけど、なんとか立ち直して現在に至った自分はマシな方なのかなと思っています。親ととことん対話をすることも大切と思いますが、それでも無理なら、自分が圧倒的に自立することも一つなのかなと思います。あとは親として、自分の子どもの趣味には寛容でありたいなと思います。親の価値観の押し付けにならないよう常に学び、考え、行動していくことも一つの育児なのかなと思いました。

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