2019年8月13日火曜日

.302〜リーダーとは〜

無能なリーダーがやってしまうこととは? 悩める高校3年生に鴻上尚史が示した有能なリーダーの条件

 「リーダー」という言葉についてみなさんはどういった印象を感じるでしょうか。仕事柄、私の職場では「リーダー」という言葉が大好きなようでよく使われています。

 私は個人的に「リーダー」という言葉はそれほど好きではないし、重要と思っていません。ですが、この相談でも出ているような、「情報を流通させる人」がリーダーだとしたら私も賛成です。指示を出したり、無責任に安易に決定をしたりするようなリーダーはどうなのかなと私も思います。

 そう考えると、「情報を流通させる人」はぜひとも子どもの時から経験はさせたいなと思っています。「リーダー」という言葉について同僚と共通理解をしないといけません。

 小学校の時間割に「学級活動」という時間があります。よりよい人間関係をつくるため、学級生活、学校生活をつくるための自治的活動の時間です。そこでは、子ども同士で合意形成を図り、折り合いをつけながら、創意工夫を凝らし、学級生活を創っています。お互いを認め合いながら安心できる学級なら学習意欲も高まり、いじめの未然防止につながるし、いい事ずくめです。そこではなるべく人任せにはせず、自分事として児童一人一人が役割を果たせるよう配慮しています。「情報を流通させる力」はぜひ身につけてほしい力ですし、中学、高校になれば、自ずとリーダー的資質のお子さんもいれば、フォロワー的資質のお子さんがいるでしょうし、小学校時代にどれだけ経験を積めるかが肝だと感じて日々指導しています(今は育休ですが。)

 大人になって自分を振り返ると、仕事を抱え込んで、同僚によどみなく情報が伝えて、議論ができていたかと考えると、まだまだ自分はリーダーとしての力はないなと反省しています。日々の授業、生活で子どもと共に、私自身もリーダーの資質を育てていく必要があるなと思いました。鴻上尚史さんすげぇなといつも思っています。

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